グーグルアナリティクスのデータ保持に関して現在話題になってます。
いろんなサイトで、グーグルアナリティクスで新たに追加される
データ保持コントロールが有効になるから設定しないで無視すると
データ消えるから今すぐ無期限に設定しておこう!みたいに書かれていますが、
実際設定しなくてもそこまで問題は無いんです。
この点について今回は書いていきますね。
グーグルアナリティクスのデータ保持は無期限に設定しないのはアリ?
グーグルアナリティクスのデータ保持に関してですが・・・
無期限に設定しないのはアリです。
まず、今回の仕様変更的な部分ですが、グーグルアナリティクスでは
データ保持コントロールという機能が追加され、それが2018年5月25日に有効になります。
恐らくデフォルトでは26ヶ月以前のデータは削除されるように設定されているので設定しない場合は2018年5月25日になった段階で26ヶ月以前のデータは消えます。
ただ、問題なのは26ヶ月以前の「何のデータが消されるか」という部分です。
これが特に大事な部分であり・・・
全てのデータが消えるわけではなく、
一部のデータが消えるだけです。
しかもそのデータは多くの方が利用していないデータです。
まず知っておいて欲しいのはグーグルアナリティクスなどのアクセス解析を
使う上で一番知りたい情報って何だと思いますか?
それはアクセス数ですよね。
ですがご安心下さい。
全体のセッション数、ユーザー数、ページビュー数などの
アクセス数に関しては一切消える事はありません。
となると、何のデータが消えるのか?というのが気になってくると思います。
消えるデータとしては「ユーザーデータとイベントデータ」が消えます。
これじゃちょっと分かりづらいと思うので、もしデータ保持コントロールを
一切設定しなかった場合どうなるのかというのを書いていきます。
どんな影響があるかというと、「ユーザー」の中の「ユーザーエクスプローラー」に影響が出ます。
ユーザーエクスプローラーは2017年4月頃にベータ版で追加され、
現在は正式版の機能となっているものであり、
グーグルアナリティクスがブラウザごとにクッキーベースのクライアントID
というものを発行し、ユーザーの行動ごとに細かく分析ができる機能です。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、とにかく・・・
「ユーザーエクスプローラー」を使って居なかった方に関していえば、データ保持コントロールを設定しなくても問題ないという事になります。
グーグルアナリティクスは期限なく過去のアクセス解析を見れますし、
広告などもないので、いろんな方がアクセス解析として使っていると思います。
そうなるといろんなサイトでグーグルアナリティクスを使っている可能性もあるでしょう。
数十サイトのデータ保持コントロールを設定するのが面倒という事もあると思いますが、そういった方はわざわざ設定する必要は無いと思いますよ。
グーグルアナリティクスを使っているけど、あまり使っているサイト数が多くない場合は、設定してもデメリットは無いので、不安な方は一応設定だけしても良いかもしれません。
今後「ユーザーエクスプローラー」を使う機会も出てくるかもしれませんしね。
データ保持コントロールを無期限に設定するのは非常に簡単であり、
グーグルアナリティクスの左側のメニューの下部にある
「管理」→「プロパティ」→「トラッキング情報」→「データ保持」
から設定できます。
このデータ保持の「ユーザーデータとイベントデータの保持」を
「自動的に期限切れにならない」に設定すれば設定完了です。
個人的にはわざわざ設定しなくて良いと思いますが、
不安で面倒じゃない方はデメリットは特にないのでとりあえず設定しても良いかもしれませんね。